ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ ㅤㅤㅤ2021年6月9日
【稲葉 潤也 (いなば じゅんや)】
社会学部社会福祉学科3年生
エムポートのQ&Aの立ち上げに従事した経験を持つ。
みなさん、オンライン授業になり、質問箱でみんなの悩みを解決していた学生をご存知ですか??
実は、社会学部社会福祉学科の稲葉君という学生です!
なんと、この活動をきっかけで大学からQ&Aの活動にオファーされました。
また、彼は生まれつき目が見えないということもご存知だったでしょうか?
今回は、そんな稲葉君にインタビューをどうぞ!
3回生の名越です!よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
エムポートのQ&Aの立ち上げに携わったとお聞きしたのですが、どのような経緯がありましたか?
きっかけはツイッターで個人的に質問箱を行っていたんですけど、その活動が大学職員の方に取り上げられて、そのままQ&Aの立ち上げのサポートに入ったという流れです。
そうなんですね。その質問箱にはどれくらいの質問が来ていたんですか?
今は落ち着いていますが、多い時では一週間で100件は来ていましたね
100件はすごいですね!
それを1人で回答していたんですけど笑
一人でしてたんですね!そこから読売新聞さんのインタビューにも出演という形ですか?
そうです!そのままの流れでQ&Aの立ち上げになりました笑
そんな経緯があったんですね!立ち上げの活動はいつ頃から始められたんですか?
大学職員の方からの連絡と読売新聞さんのインタビューが5月くらいで、Q&Aの立ち上げが6月くらいでした
そうなんですね。立ち上げの中でも稲葉さんはどんな役割でしたか?
依頼された質問と回答をひたすら職員の方に渡すって作業でしたね
さっきの印象だと多そうなんですが、その質問はどれくらいの数が来ていたんですか?
6月とかに入ると、一週間に30件とかが平均でしたね。それを名前とか編集して大学側が精査してからMポートに掲載という感じですね。
一週間に30件でも多いですね。稲葉さん以外で活動されている学生はいらっしゃるんですか?
僕は個人的にお声をいただいたので、他の学生との関わりがないんですよね
抜擢されたって感じですね。今までで一番困った質問とかありますか?
一番困ったのは、レポートが分からなくて助けてくださいっていうのがありましたね笑笑
レポートですか笑。質問というより添削のお願いに近いですね笑。その添削のアドバイスも返信されたんですか?
一応、自分の独断と偏見でアドバイスは返信しましたね笑
ちゃんとアドバイスの返信されたんですね笑。他にはありますか?
あとは教科書の買い方の質問が多かったですね。教科書が売り切れの場合は僕が買って郵送したっていうこともありましたね
きちんと郵送してあげたんですね笑。新入生からしたらありがたいですけどね笑。これからの活動でしたいことはありますか?
視覚障害を持っているからといって助けてもらうばかりだと、嫌になってくるので、理想でいうと、こっちからも何か手助けができるならしていきたいなという考えはあります。今回のコロナでオンラインになってからは自分も輝けてるなっていう実感はあります。
今回の稲葉さんの活動で助けられた新入生も多いと思います。一つ気になったんですけど質問箱の内容はどうやって理解しているんですか?
それはiPhoneの機能で音が出るのでそれを聞いて理解しています。
そんな機能があるんですね。その活動で困ったこととかはありましたか?
最初困ったのはスクリーンショットが送られたときは困りましたね。iPhoneの機能では対応しきれない部分なので笑
それはどのように対応されたのですか?
画像のテキストを読み込んでくれるアプリを使って理解しています。値段が高いアプリだったんですけど、今ではフル活用しています。
すごいですね
スクリーンショットが来た理由も、自分が盲目っていうことを公言していなくて。公言していたら気を使って相談をしてくれなかったと思うので、スクリーンショットが送られてきたときも、解決してあげるわ!という思いで返信しました
他に普段使用しているものはありますか?
点字のブレイルメモっていうものを使用して授業は受けていました。
パソコンではないんですね
音が出ないっていうのと持ち運びがしやすいっていうのでこっちの方が便利ですね
たくさんのものを使用しながら生活されているんですね
最後の質問にはなりますが、今後の目標などはありますか?
今夏の質問箱やQ&Aもそうなんですけど、いろんなところで活躍したいっていうのはあります。パソコンの作業も得意な方ではあるので、そういう方面でも呼んでいただければ嬉しいですね。あとはもっとたくさんの人と関わって、障害理解を深めたいですね。意外と普通に生活していますし、そこの知識を広めたいと思いますね。意外と学校の中歩いているので声をかけてもらいたいと思います!
ありがとうございます!インタビューは以上です!
<取材・編集=名越大輔・川崎啓太>
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