【学生インタビュー】眞下朱音さん

ノートテイカーの経験 学生インタビュー「眞下朱音さん」

引き続き、眞下さんにノートテイクを始めたきっかけやエピソードについて話していただきました。
ノートテイカーになりたいけど、具体的にどんな内容なのか気になる方や福祉関係に興味関心のある方、学内バイトに興味を持っている方に少しでもためになる内容になれば幸いです。
それでは、どうぞ!

眞下 朱音
法学部法律学科4回生 ノートテイカーとして活躍中

田中
田中

ノートテイクをいつから始めたの?

1回生の春かな。大学に入ってすぐ、学生支援課とかに貼ってあるポスターを見て、始めようかなって思ったよ。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

パソコンテイクとノートテイクの両方が募集されてるけど、ノートテイクを選んだ具体的な理由はあったりする?

今は、大学に入ってパソコンを使うことが多くなったから、タイピングに慣れたけど、大学に入りたての頃は、全然タイピングが遅くて、パソコンテイクをやっていける自信が無くて、ノートテイクにしたかな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、ノートテイカーを始める時、どんな技術がいるの?

始める時は、みんな初心者やから別になんも要らんくて、研修があるから参加したらみんな出来るようになるかな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

研修ってどんな?

ノートテイクって結構色々ルールがあって、ペンの持ち方とかノートの取り方とか…そういうのを先輩に教えてもらったり、あとは、ネットで配信されてる先生の講義を実際に流しながら書いたりしてる。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

へぇ、講義を流しながらやるって自主練で?

ううん、研修している時間(お昼休み等)に時間取ってやってもらう。全然研修に参加したら誰でもできるよ。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、始めたての時はどんなだった?

やっぱり、「その講義は一回きりやし、それも聞き逃したらこの子講義受けれん!」っていうプレッシャーとかが結構あったな。研修とは違って本番やから、めっちゃ緊張しとったかな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

内容が似てるかもしれんけど、ノートテイクをしてて、大変なところってある?

やっぱ、大学の先生って話すの早いし、結構端折って話されたりとか、あと、小さな声で話す先生もおるから、聞き取りづらくて大変やし、「急いで書かな!」って思うと字が乱れてしまったりして…。だから、速く綺麗に、しかも情報をなるべく正確に入れて、っていうのを色々考えんとダメやから、そこが大変かな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、ノートテイカーやったことで、自分のノートとか、めっちゃ速くとれるようになったんじゃない?

そうかもしれん。要約して書かんとダメやから、集中して、ガッ!!って書く力はもしかしたらついたかもしれん。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、逆に嬉しかったことはあった?

初めて入った講義があって、講義の最終日に担当した子に「1年間ありがとう」って言われた時は、やってて良かったなって思ったかな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

直接お礼をもらったん?

そう、ちょっと喋れるから、感謝された時は良かったな、って。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

ほほう。ちなみに、何人ぐらいの子を担当したん?

3人ぐらいかな。2年からコロナの影響で、文字起こしになったから、1回生の時と3回生の最初と今しか入ってなくて…だから、3人かな。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、就活とかのガクチカのネタとしても使えたんじゃない?

そうやな。厚労省(就活インタビューにて)の時は、めっちゃ聞かれたかな。あと、京都市役所も受けたんやけど、その時も結構食いついてくれた。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

ノートテイクしてやって良かったことってあったりする?

やっぱり、集中力が身につけたかなって。絶対寝れんやん。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

どんなに関係ない講義でも寝れんもんな。

関係ない講義しか担当してて、法学部の講義の担当になったことなくて…でも、それは、それで楽しかったし。あと、さっきも言ったけど、分かりやすく簡潔に文字に起こすっていう力はついたと思う。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

じゃあ、最後にノートテイカーを始める方に一言。

バイト色々あると思うけど、大学生しかできんバイトじゃないかなっていうのもあるし、あと、空きコマに入れるから「暇やな」っていう人は、空きコマ活用できるし、聴覚に障害がある人と接する機会って日常的にないと思うんやけど、そういう人とちょっと喋れるし、そういった理解とかも深まるんじゃないかなって思います。よかったら、是非。

眞下さん
眞下さん
田中
田中

ノートテイカー、増えるといいな。
インタビュー受けて頂き、ありがとうございました!


いかがでしたでしょうか。
ハンデを持った学生も、ノートテイカーやパソコンテイカーさんがいることで講義を受けることが出来ています。
ノートテイクだけでなくパソコンテイクの募集もされていますので、タイピングに自信がある方はパソコンテイクを、書くことに自信がある方はノートテイクに、福祉に興味あるけど何から始めればいいか分からない方、大学生にしか出来ないバイトを探している方にも是非チャレンジしてみてください。


<取材・編集:田中>

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